以前の鼻の手術の結果に満足できなかった場合や、副作用などが生じた場合には、再手術を行うことがあります。
鼻の再手術は原因が非常に多岐にわたり、患者さんごとに手術方法や鼻の構造が異なるため、難易度の高い手術のひとつです。
しかし、1度目に行った手術の失敗原因をしっかり確認したうえで手術を行えば、多くの場合、安全で満足度の高い再手術につながります。つまり、鼻の再手術は、専門医と十分に相談し、患者さんが希望する顔の特徴や鼻の形を十分に考慮したうえで進めることが大切です。

顔全体の立体感・すっきりとして立体的な鼻・跡の残らない手術痕

タイプ別 鼻の再手術方法

プロテーゼが透けて見える場合
プロテーゼの位置を被膜より深い層に移動させることができ、鼻先は筋膜で皮膚を補強することで再発を防ぐことができます。

プロテーゼが動く場合
プロテーゼが鼻骨と骨膜の間で固定されないと、動いてしまいます。
既存のプロテーゼを取り除いた後、骨膜の間にプロテーゼを再配置します。

鼻筋が曲がっている場合
プロテーゼ自体が曲がっている場合は、プロテーゼを交換して再配置します。
鼻そのものが曲がっている場合は、曲がった鼻の手術を併せて再手術を行います。

硬化・炎症のある場合
鼻の手術後、炎症や組織の過剰な形成によって起こる場合があります。
組織の癒着をしっかり取り除き、自家組織を使って修正します。

手術した感が強く出てしまう場合
十分なカウンセリングを通じて、患者さんが希望する鼻の形やラインを反映してデザインを行い、再手術を進めます。

低い鼻の手術後、変化が少ない場合
初回手術での修正の程度が不十分だと、手術前後の変化があまり目立たない場合があります。この場合低い鼻用の手術法を併せて再手術を行います。

↓表の内容翻訳
🔴VVLY整形外科 再手術 ○初手術
【腫れ持続期間】【手術後の痛み】【抜糸時の痛み】【ダウンタイム】
鼻の再手術 痛みとダウンタイム
一般的に、再手術は初回手術より痛みが強く、ダウンタイムが長いとされています。
しかし、何度も手術を行い傷跡や癒着がひどい場合を除けば、初回手術とほぼ同程度と考えられます。